梅田スクリーン印刷 制作ブログ

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「GOCCOPRO 100」再び

投稿者: 公開日:2011年12月1日カテゴリー:お勧め商品, ご報告, 製作事例

10月にデジタルスクリーン製版機のデモンストレーションを行って頂いた理想科学工業(株)様が、本日再び訪問して下さいました。


「GOCCOPRO 100」
この「GOCCOPRO 100」という名のコンパクト製版機は、製版も枠張りもワンタッチという手軽さに加え、質の良い仕上がりも期待出来るという優れモノです。魅力は何と言っても工程がスピーディなこと。ボタン一つで製版が出来て、枠張りも机の上のスペースで十分全ての作業が出来ます。

データはバソコンから製版出来る上、数ミリ単位の細かな文字や細いラインまでしっかりブリントする事が出来るので、もう本当はこれだけでも十分なのですが、当社では自分達の使う溶剤インクで、プラスチックや金属素材へも問題なく印刷が出来ないだろうかと思案。
前回のデモの時に気になった版上に残るシリコン皮膜を拭き取ってくれるクリーナーを今回は用いて頂きました。


▲表面に残る残渣をしっかり拭き取っているところ


▲クリーナーのあとは水をスプレー。慎重に拭き取りを繰り返します。


▲刷り上がり品
版そのものの抜けはとても良いので、細かな部分までしっかりプリント出来ていました。
クリーナー処理だけでも結果は随分思わしいものになったということで、未来に光が射した気分です。満足!
刷り上がり品は、ベタにインクの泡が少し出てしまったのですが、それはこちらの使用したインクの調整範囲と思われますので、そこは気にしないことに……(^^;)。
※ちなみにSG700で刷りました
※RISO様が持ってきて下さったサンプルはLOVインクでした

気になる点も幾つかあったものの概ね実務に十分生かせるものだと思いました。
RISO様、この度も大変お世話になりました。ありがとうございました。

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◆「ゴッコプロ100」

投稿者: 公開日:2011年10月19日カテゴリー:お勧め商品, ご報告, 商品, 製作事例

本日は理想科学工業(株)様に、デジタルスクリーン製版機「GOCCOPRO 100」のデモンストレーションを行って頂きました。
この機械の特徴は何と言っても簡単でスピーディなこと。製版機と言いつつ製版に必要不可欠な乳剤も水も使用しないというから驚きです。机の上にも置けるコンパクトなサイズで、まさにプリンター感覚で操作ができる製版機(解像度600dpi)なのです。


▲ゴッコプロ100 (真っ赤なボディが目を引きます)

イラレやフォトショの版下データを元に、RGBのK100にして(ここがミソのようです)ダイレクト製版。感光ではなく感熱で製版を行うので、待っていると2分もかからずに機械からマスターが出力されます。


▲スクリーンマスターは用途に合わせてメッシュを交換。
Tシャツやタオル等の布地用なら70メッシュタイプとか……。

フレームへの貼り付けは手張りで実に簡単。そしてちょっと楽しいです(^・^)/
2枚のアルミ枠の凹凸部分にスクリーンマスターを挟み込み、周囲をネジで締め上げていくので、若干心配していた張力も十分なものでした。



▲製版サイズ
最小/ 10mm(長さ)×10mm(幅)
最大/ 800mm(長さ)×297mm(幅)

そして実際の刷り上がりですが、布地に試したものはシャープさが際だっていました。


▲布地へプリントしたもの(水性インク使用/インクは専用のものがあるようです)
小さな文字やアミ点が鮮明に出ています。これなら専門店だってすぐにオープン出来ますね☆


▲油性インクで刷ったもの

水性のインクで刷る場合には殆ど問題視されない刷り条件が、溶剤(油性)インクの場合に限って顕著に出てしまう部分もあったりと幾つかはっきりした問題点や課題も認識できました。選ぶインクとの相性も勿論ありますので一概には言えませんが、これは実際に目の前でデモをやって頂いたお陰で気づけたことでした。既に対処方法を模索して実際に取り組んでいる会社もあるとの事。
当社では本格的な製版ラインの他に、簡易かつスピーディに対応出来るこちらのような製版機がいざという時に大きな力を発揮するのではないかと考えていますので、実はとても真剣なのです。

今後の可能性を大いに感じさせてくれる貴重なデモを行って頂き、RISOの皆様には心から感謝申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。
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